
不登校の子を持つことは、親にとって予期せぬ挑戦です。子どもの学校生活が一変し、家族全体のバランスを揺るがすことがあります。このブログでは、不登校に直面している親御さんが、自身の心のケアと向き合い、うつ病に陥らないための対策をご紹介します。子供の不登校という問題にどのように対処し、家族関係を保ちながら、自分自身の精神健康を守るかに焦点を当てます。親御さん自身が健康であることを願います。

親としていちばん辛かった時期
- 学校へ行きたくないと言いだし、不登校が始まりだした頃
- 不登校が始まり、少したった頃
もちろん子供本人がいちばん辛かったと思います。
この時期、しんどいなと思っている方が、少しでも気持ちが軽くなってほしいと願っています。
不登校と親の心と向き合う
親として、子どもが不登校になるという状況は、ストレスとなり、心身の健康に影響を及ぼすことがあります。特に、家庭を支える主婦の皆さんには、この状況が大きな負担となるでしょう。しかし、ご自身の感情を理解し、適切な対処法を知ることで、この苦しみを乗り越えることができるのではないかと思っています。
不登校問題に直面する親御さんへ
不登校の子を持つことで生じる心の負担を軽減するために、以下のような対策を試してみるのはいかがでしょうか。ちょっとずつでも良いと思います。『しなければならない!!』とか思わないで。自分のペースや、気持ちを大切にしながらにしてください。
自分の感情を認識する
子どもの不登校が原因で生じる自分の感情(不安、罪悪感、怒りなど)を認め、受け入れることが大切です。
子どもや自分や家族がこれからどうなるの?私が厳しくしすぎたから?私が甘やかしすぎたから?何故私ばかりこんな目に遭うの?など、いろんな感情がでてきます。出てきて当然だと思います。感情にふたをしないで、自分で受入れることが大切です。

ずっと頭の中でグルグル考え続けて、しんどいと思います。受入れて、さっと切替ができれば良いのですが、そんなに簡単じゃないと思います。時間が少しかかっても、少しずつ受入れていくしかないのかと私は思います。
定期的な自分時間の確保
趣味やリラクゼーションを通じて、日々少しずつでも自分だけの時間を持つことが心の健康を保つ鍵です。
サポートネットワークをつくる
友人、家族、不登校に理解のあるコミュニティーとのつながりは、精神的な負担を軽減します。
専門家からのサポートの利用
必要なら、カウンセリングや心療内科の診察を受けることも一つの選択肢です。プロフェッショナルからのアドバイスが、心の平穏を取り戻す助けとなることもあります。
情報の収集と学習
不登校に関する情報を集め、子どもが直面している問題をより深く理解しましょう。知識は、不安をやわらげ、適切な対応策を見つけるための力となります。

しんどくて動けない親御さんは、自分の体調や気持ちをよく考えて、できることを少しだけでも良いと思います。体調がすぐれない場合は、病院にかかることも大切だと思います。
逆に、不安から焦って様々な行動をとられている親御さんは、時には、少し落ち着いてみることも大切かもしれません。
- 不登校の子どもを持つという事実は、親にとって大きな試練ですが、この経験を通じて、家族の絆が深まることもあります。自分自身の感情と正直に向き合い、適切なサポートを求めることで、この困難な時期を乗り越え、より強い自分へと成長することもあります。10年後20年後に振り返る時があると思います。
親の心の変化と子供の不登校の関係

子供が不登校になると、家族の日常は大きく変わります。特に、母親である主婦の皆さんは、この変化を最も深く感じることでしょう。不登校は子供自身の問題だけではなく、親の心にも大きな影響を与えます。このセクションでは、親の心の変化と子供の不登校との関係について掘り下げていきます。
親の心の変化
- ストレスと罪悪感 子供が学校に行けないことへのストレスと、それをなんとか解決できない自分自身への罪悪感が、親の心に大きな負担を与えます。
- 孤立感の増大 不登校の子を持つことに対する周囲の偏見や誤解や、自分自身の過敏な反応によって、孤立感を深めることがあります。この孤立感は、うつ症状を引き起こすリスクを高める可能性があります。
- 自己犠牲の増加 子供のためにと自分の時間や趣味を犠牲にし、結果として自分自身の精神的な健康をおろそかにするケースがあります。
親御さんが心の健康を守るためには、以下の点を意識することが大切です。
- 1 自分の感情を受け入れる
- ストレスや罪悪感、孤立感を感じるのは、自然なことです。これらの感情を否定せず、受け入れることが第一歩です。
- 2 サポートを求める
- 家族や友人、専門家からのサポートを積極的に求めましょう。一人で抱え込まず、信頼できる人に相談することが重要です。
- 3 自己ケアの時間を確保する
- 自分の趣味やリラックスできる時間を大切にしてください。自分を労わることが、最終的にはお子さんへのサポートにもつながります。
- 4 情報を得ることで不安を軽減する
- 不登校に関する正確な情報を得ることで、不安を軽減し、何が最善の対処法かを理解する手助けとなります。
- 不登校の子を持つことは、確かに大きな挑戦です。しかし、ご自身の心のケアを第一に考え、適切なサポートと情報を得ることで、この困難な時期を乗り越えることができます。自分自身の健康が、家族全体の健康への第一歩なのです。
家族関係に訴える子供たち
不登校になる子供たちは、その子供なりの深い心の叫びを家族関係を通じて訴えているのかもしれません。母親であるあなたがこのサインを理解し、対応することは、子供が抱える問題を解決する第一歩となります。以下は、子供たちが家族に訴えかけている可能性のあることと、それにどう対応するかのヒントです。
理解してほしい、受入れてほしい
子供たちは、自分の感情や行動が家族に理解され、受け入れられていないと感じることがあります。このサインに気付いたら、まずは子供の話に耳を傾けましょう。可能なら、無条件の愛と支援を示しましょう。
コミュニケーションの断絶
家族間のコミュニケーションがうまくいっていないことも、子供が不登校になる一因です。家族で話し合ったり、一緒の食事の時間を設け、オープンな対話を促進しましょう。
親の過剰な期待感
親の過剰な期待は、子供に大きなプレッシャーを与え、不登校の一因となることがあります。子供のペースと能力を尊重し、彼らが自分自身でいられる空間を提供しましょう。
家庭内のストレス
家庭内のストレスや争いは、子供に大きな影響を与えます。ストレスの原因を特定し、家族として解決策を見つける努力をしましょう。
- 子供たちが家族関係を通じて訴えるこれらの問題に対して、理解と愛情を持って接することで、不登校の問題に対処するための土台を築くことができます。母親として、子供の心に寄り添い、安心感を与えることが最も重要です。自分自身の感情や健康も大切にしながら、家族全員でこの挑戦を乗り越えていきましょう。

とはいえ、そんな完璧で教科書的な家族だけが正解といいわけではないと思います。家族ごとに抱えている事情はちがいますもんね。少しのとっかかりを見つけることができたり、親御さんの心身の状態が落ち着くことが大切だと思います。
親が不登校を受け入れられない時の対処法

不登校を受け入れることは、親にとって非常に困難な場合があります。子供の学校生活は、成長過程の重要な一部であり、その中断は親御さんにとって大きなストレスとなることがあります。ここでは、不登校を受け入れられない時に、元気を失いがちな主婦の皆さんが取ることができる対処法を紹介します。
①自分が不登校でなかったことは、横に置く
自分が不登校ではなくても、それは関係ありません。子供の今の気持ちや、体調の状況をよく見てみることが大切です。親が自分の軸で考えすぎても、現実とずれてきます。
- 親が子供だった頃とは違う!
- 子供それぞれの、家庭環境や親の考え方が違う。子供はその人間関係の中で、違うから戸惑ったり、しんどくなることもある。
- 学校の先生の考え方も様々なので、それで子供がしんどくなることもある。
- SNSなどのつながりで、人間関係が複雑になっている。しかし、全ての情報を子供から取り上げることは無理。
②大切な勉強はどうなるのか?勉強もいったん保留
勉強は大切ですが、親がヒートアップしすぎていないかを、冷静に考えてみてください。子供が元気になってからでも、取り戻せると思います。
③子供とコミュニケーションをとる
学校のこと勉強のこと生活態度のこと、いつも親がガミガミ・グチギチ言うこと以外のことを子供と話してみてください。
- 世の中のニュース
- 子供が興味がある有名人のこと
- 思い出話
- 身の回りのこと
- 子供を責めるようなことでない話題
不登校とは関連しない話題で会話をしてみてください。少しでも気楽に会話することで、互いの信頼関係が育つと思います。子供はしんどくなっています。自分の不登校に心の中でショックを受けています。ダラダラしているように見えるかもしれませんがエネルギーを回復させているのです。
④まわりのことを気にしない
周囲の目を気にしない。
- ママ友
- ご近所
- 親戚など
気になるとは思いますが、気にしても苦しいだけです。辛い気持ちになるなら、最低限の関わりにして、なるべく気にしないようにしてみてください。ママ友も、本当に友達でない人ほど、根掘り葉掘り聞いてきたりします。相談できるような、本当に信頼できる人と、受け流す、聞き流す人の見極めができたらよいと思います。

子供が不登校になると、親としては戸惑います。悩みをかかえ、なかなか相談相手もいない辛い状況になっている親御さんがいるのではないでしょうか。特に不登校になり始めた時は、子供はしんどい毎日を送っています。その横で、親もどんどん辛くなってくることがあると思います。少しでも気持ちが楽になるためには、不登校を受け入れることがまずは大事です。そして、少し時間がかかると思いますが、子供と親御さん自身の、心身ともに体調をととのえながら過ごすことが大切だと思います。体調が整ってくると、未来を考えてみることができるようになってくると思います。
本格的に学校を休むようになって、だんだん不登校を受入れることができるようになってきました。神戸にルミナリエを子供と二人で見に行きました。出かけたことはとても良かったのですが、親子ともども、疲れ果てて、帰宅後2~3日寝込みました笑笑。今だから笑えます。でも、出かけようかなと思えるようになったこのタイミングが、どん底を打って再浮上できたような感じでした。5月のゴールデンウィーク開けから始まった不登校。どん底まで落ちて、底を打って再浮上しだしたのは、同じ年の12月でした。
不登校の子を持つ親の悩みを第三者に相談をする

不登校の子を持つ親として直面する悩みは、しばしば一人で抱え込みがちですが、第三者への相談を通じて新たな視点を得たり、心の負担を軽減することができます。特に、心が重く感じる時には、外部のサポートを求めることが一つの解決策になります。以下に、相談を考える際の具体的な方法をいくつか紹介します。

親自身が孤立してしまわないために、誰かに相談することも大切です。第三者に聞いてもらうことで、少し楽になったり、冷静になれたり考えが整理できたりします。相談してみても、考えや感覚が合わない相手もいます。その場合は、さっさと切り上げて、別の相談相手を探します。感覚的に嫌って思ったら、止めたらいいと思いますよ。
①本音を言える人への相談
親しい友人や家族など、信頼できる人物に自分の感情や悩みを打ち明けましょう。誰かに話を聞いてもらうだけで、心が軽くなることがあります。

きれいごとではない本音を言えて、気持ちに寄り添ってもらえる相談相手ならベストだと思います。私は親友が相談にのってくれました。
学校関係、カウンセラー、病院関係の方と娘の不登校について話しても、なかなか親の本音をすべて言うことはありませんでした。唯一自分の本音を言えたのは、友人でした。いつも私が泣きながら話をし、友人はただ聞いてくれました。どうすべきとかではなく、ただただ寄り添ってもらった日々がありました。今でも有難く思っています。
逆に失敗例というか、うまくいかなかった経験もあります。自分の母親への相談です。母には娘のことで心配をかけているので、相談というよりは、報告をしていました。母曰く、母は娘である私の子育てに何も心配するようなことはなかったのに、どうしてかな?というようなことを、何度も言われ、当時とても傷つきましたし、嫌な思いをしました。自分(私の母)は子育てが上手にできているけど、娘の私はできていないと言いたいのか、と受け取りました。母は私を否定したかったのではないと思います。それよりも、自分はそんな苦労はしなかったという自慢?を言っていたように思います。その自慢にどんな思いがあったのかはわかりません。不登校に悩み、いちばん辛かった時期に、私は自分の母親を見限りました。この人に相談はしない、相談しても無駄、相談したいとも思わない。それ以降、母には相談事は一切しなくなりました。感謝はしていますが、、感謝と相談は別と思います。
②SNSで不登校の子供を持つ親とつながる
SNS上には、同じような悩みを持つ親御さん向けのグループが存在します。経験談の共有やアドバイスを得ることができ、孤独感を和らげる助けになります。
X(旧Twitter)などで、同じ悩みを持つ人のコメントを見たり、自分もつぶやいたりしてみる。成功体験自慢や、わかりきったお説教など見たくないものは見ない。共感したり、ほっこりできることが大切。見たくないものは即無視ですよ!!
③親の会に参加してみる
不登校の子を持つ親のためのサポートグループや親の会への参加も有効です。リアルな交流を通じて、具体的なアドバイスや情報を得られることがあります。
インターネットなどで調べて、参加してみるのも良いかもしれません。私は参加したことはありませんでした。不登校新聞という紙媒体を購読していました。
④カウンセリングを受けてみる
自治体の相談窓口や不登校支援団体等をインターネットで調べて相談してみる。無料・有料があるため、よく調べてみましょう。

私は、有料のカウンセリングを娘と一緒に数ヶ月受けました。有料だったので、大きな出費となりました。娘のためには、悪くはなかったと思います。娘は先生と話し、一緒にテレビゲームをしたりしていたようです。その間親は待機室で待ちます。最後の5分から10分、娘は部屋を出て、私が先生からコーチングを受けます。私はそのカウンセリング(親にはコーチング)が合わず、受けた後のストレスはとても大きかったです。
子供も親も納得ができるようなところに相談したほうが良いと思います。
不登校の学校との関わり

不登校の子どもを持つ親として、学校との関係は複雑でストレスの原因になりがちです。ここでは、不登校の子どもを持つ親が学校とどのように関わっていくべきか、具体的なアドバイスをご紹介します。
子供の不登校について学校側との話し合いには、親である自分の考えやペースも大切にしてください。

日々の休みの連絡、勉強のこと、登校のこと、子供の家での様子のこと、等々、学校と関わることが通常より多くなります。担任や、先生方、学校側も、忙しい中対応してくださり、世話をかけてしまっている申し訳なさと、対応してくれるありがたさに感謝する気持ちはありました。でも、人と人のことなので、合う合わないはあると思います。学校側の対応に感謝しながらも、要望があればきちんと伝え、検討してもらったらいいと思います。また、親自身が不調なときは、無理しないでもいいと思います。
①担任の先生との関わり
子どもの現状を正確に伝え、学校側の見解を聞くことが大切です。信頼関係を築くためにも、定期的な情報交換が必要となってきます。

担任なので、いちばん多く関わると思います。電話での連絡や報告、状況次第では、家庭訪問もありました。子も親も、心身ともに好不調があると思います。まずは、自分たちの体調を大事にしながら、気になることは相談してみるのも、よいと思います。体調が悪い時は、無理しすぎないで、日時を変えてもらうとか、それも相談をすればいいと思います。
②スクールカウンセラー
学校にスクールカウンセラーがいる場合は、積極的に相談をしてみましょう。子どもの心理的なサポートだけでなく、親としてのストレス管理にも役立ちます。経緯、家での様子等、同じ事を説明しないといけませんが、スクールカウンセラーは先生とまた違った視点で相談にのってくれることもあります。

私は、小学校のスクールカウンセラーにお世話になりました。ただ、カウンセリング同様、娘にとっては良さそうだったので、受けていました。親の私にとっては、自分の相談をする感じではありませんでした。自分の気持ちを相談しなくても、カウンセリングを受けておいて良かったと思っています。子供がそれで少しでも救われているなら良かったと思います。自分自身は、本音を話すことはなかったです。人によると思いますよ。スクールカウンセラーと相性が合えば、自分の相談もできるのではないでしょうか。私は、たまたま相性がそこまで良くなかっただけです。自分自身の精神状態が良くなかったこともあると思います。当時は、しんどかった時ですから、よほど信頼できる人にしか話したくなかったです。
③学校と親の関わり
不登校に関する学校側の方針や支援体制を理解し、子どもにとって最適なサポートを受けられるように協議しましょう。場合によっては、教育委員会など外部の機関と連携することも考えられます。市町村の自治体に相談できるところがあれば、調べてみてください。

子供が楽しく通う学校には、親も行きやすいと思います。子供が通えない学校は、親にとっても楽しい場所とは思えませんでした。
不登校の中での送り迎え、先生やスクールカウンセラーとの面談など、行きたい場所ではないところに、行かなければならないしんどさはありました。
しかし、家に自分たちだけでいても、不安もつのります。よほど体調が悪い時は、キャンセルをしたこともあったと思いますが、極力行けるときは行く、会えるときは先生に会っていました。
学校側が求めること、自分が親として学校に求めることそれぞれがかみ合わないこともあります。ひとつひとつに、折り合いをつけて対応していくしかないと思います。
こっちが簡単なことと思うことを、学校側が全く聞き入れてくれないこともありました。逆に、こちらが考える以上に、忙しい中でいろいろ考えて対応しれくれたこともありました。
感謝しながら、要望があれば具体的に相談していけばよいと思います。
親としての心のケア
学校との交渉はストレスが伴います。自身の心のケアを怠らず、必要であればカウンセリングを受けるなど、精神的なサポートを求めることも重要です。

親の私が、小学3年生から中学3年生までの不登校の時に、いちばん印象に残った先生は、小学3年の時の担任の先生でした。不登校になり始めた年です。
大学をでたばかりの、新卒の若い女性の先生でした。先生は、夏休みに学校で娘と2人で、バトミントンや掃除をしてくれました。
大学時代、ボランティアで不登校の女子中学生に勉強を教えたり、相談にのったりしていたそうです。放課後、家に来て娘とゲームを一緒にしてくださったときもありました。こうしなさいとかは一切言われませんでした。寄り添ってくれた先生でした。
不登校になり始めた年です。今振り返っても、娘も私もしんどかった時でした。特に私は、その頃がいちばんきつかったです。なぜなら、不登校を完全に受け入れられていなかったからです。受け入れるためにもがいていた頃だからです。
まだお若いからか、口数が少ない先生でした。でも、よりそっていただいたことは、心にしみました。その後、私は不登校を受け入れ、気持ちの整理が徐々についていきました。
その後、転校した小学校、1日も登校しなかった中学校、不登校支援学級、通信制高校とたくさんの先生方にお世話になりました。
校長や教頭など偉い先生や、ベテランの先生もいましたが、小3の時の担任の先生が、私の中ではいちばん有難かった、忘れられない先生です。娘の考えとはとは違うかもしれません。当時うつに近い状態だった私にとっては、救いの先生でした。
それとは逆に、かみ合わずしんどかったのは中学校でした。担任の先生とも、学校側とも多くのことでかみ合わないことだらけでした。親の負担もきつかったです。こちらの提案や要望はかなうことがまずありませんでした。1年が経過して、折り合うことがないので、学校に求めるのはやめようと決めました。不登校を受入れて数年たっていたので、開き直りもあり自分は強くなってきていたと思います。
中学校とは、お互いに気持ちが通うことは1度もありませんでした。その中学校は私の母校でした。1日も登校しなくてもよかったと今でもそう思っています。
中学校には登校していませんでしたが、市の教育委員会が運営している不登校児の支援学級に通っていました。
不安とストレスから親が自己を守る方法

自身のうつ病に気づくための自己診断法
不登校の子を持つことによる不安やストレスは、時に親御さん自身がうつ病に陥るリスクを高めます。早期発見と適切な対応は、健康な生活を取り戻す第一歩です。ここでは、自身がうつ病かもしれないと感じたときに確認できる自己診断のポイントをいくつか紹介します。
気分の変化を注意深く観察する
長期にわたり落ち込んでいる日が多い、以前楽しめた活動に興味や喜びを感じなくなった場合は、注意が必要です。
身体的な変化にも注目する
- 睡眠障害(過度の睡眠または不眠)
- 食欲の変化(食欲不振または過食)
- 疲労感や体のだるさ
以上のことが続く場合、うつ病のサインである可能性があります。
集中力や決断力の低下
日常の作業や決断が困難になり、物事に集中することが難しくなった場合、うつの兆候かもしれません。
自己否定や絶望感
自分に対する過度の自己批判や、未来に希望を持てない感情が強い場合、心理的な支援を求める時期かもしれません。
イライラや不安が増大
些細なことでイライラすることが増えたり、不安感が強まっている場合、ストレスが原因でうつ状態になっている可能性があります。
これらの自己診断のポイントに多く当てはまる場合は、専門的な病院やクリニックにかかってみることをお勧めします。心理的なサポートや適切な治療を受けることで、健康を取り戻すことは大切です。自分自身の健康を大切にし、必要であれば専門家の助けを求めましょう。

私は、1年2ヶ月くらい心療内科に通院していました。薬を処方してもらっていました。抑うつ状態という診断でした。今思い出しても、『時間が薬』なのかなと思います。その後はおかげさまで大丈夫です。今だから思うことかもしれませんが、長い人生そんなこともあるよな、、と感じています。
不安やストレスをうまくコントロールする方法
不登校の子どもを持つことは、多大なストレスとなり、親御さん自身の精神的な健康に影響を及ぼすことがあります。不安やストレスを感じることは自然な反応ですが、これらをうまくコントロールする方法を知ることで、心の健康を守り、日々の生活の質を高めることができます。以下に、不安やストレスをコントロールするための実践的なアドバイスを紹介します。
- 呼吸法や瞑想を試す
- 深い呼吸や瞑想は、心を落ち着かせ、ストレスを軽減する効果があります。日々のルーチンとして取り入れることで、不安感を和らげることができます。
- 運動を定期的に行う
- 運動は、ストレスホルモンを減少させ、幸福感を高めるエンドルフィンを体内で放出させるため、気分を改善するのに有効です。ウォーキングやヨガなど、楽しめる形の運動を見つけましょう。
- 健康的な食生活を心がける
- 栄養バランスの良い食事は、体だけでなく心にも良い影響を与えます。特に、ビタミンB群やオメガ3脂肪酸が豊富な食品は、心の健康をサポートします。
- 趣味や楽しい活動に時間を割く
- 好きな活動や趣味に時間を使うことで、心に余裕が生まれ、ストレスが減少します。家族との時間、読書、映画鑑賞など、自分をリフレッシュさせることができる活動を見つけましょう。
- サポートネットワークを築く
- 家族や友人、同じような状況にある他の親とのコミュニケーションは、孤独感を軽減し、ストレスを和らげる助けとなります。オンラインフォーラムや地域のサポートグループに参加してみるのも良いでしょう。
これらの方法を日常生活に取り入れることで、不安やストレスを効果的に管理し、心の健康を守ることができます。不登校の子どもを持つことは大きな挑戦ですが、自己の心のケアを最優先に考え、積極的にサポートを求めることで、この困難を乗り越えることが可能です。
不登校の子について悩む親の体調不良

不登校の子どもを持つことによる精神的な負担は、親御さん自身の体調不良に直結することがあります。不安やストレスは心だけでなく、体にも様々な影響を及ぼします。親御さんが自身の健康を守り、より良いサポートを提供できるよう、体調不良を引き起こす可能な原因とその対処法をご紹介します。
- 不登校への対処法がわからない
- 将来の不安ばかりが頭に浮かぶ
- 自分の責任と自分を責める
- 不登校への対応に疲れた
- 我慢の限界がくる
など、不安や心配事が頭に張り付き、親にもストレスがかかります。頭痛、腹痛、倦怠感など、慢性的な不調のときは、病院や心療内科などで診てもらうことが大切と思います。
- 1.睡眠不足の対策
- 心配事が頭を離れず、十分な睡眠が取れないことがあります。睡眠の質を向上させるためには、就寝前のリラックスタイムを設け、スマホやタブレット・PCの使用を控えるなどの習慣が効果的です。
- 過剰な疲労を避ける
- 子どもの問題に対処しようとするあまり、自分の体を無視してしまうことがあります。日々のタスクをリストアップし、必要であれば家族や友人に助けを求めて、過剰な疲労を避けましょう。
- 栄養バランスの取れた食事
- ストレスが高まると、食欲不振や過食といった食事の問題が生じやすくなります。バランスの良い食事を心がけ、特にビタミンやミネラルを豊富に含む食品を摂取することが重要です。
- 定期的な運動の習慣
- 運動はストレスを減少させるだけでなく、体調を整える効果もあります。軽いストレッチや散歩から始め、無理のない範囲で続けることが大切です。
- 専門家による健康チェック
- 継続的な体調不良が見られる場合は、医師や専門家に相談することも重要です。定期的な健康診断を受け、必要なアドバイスや治療を受けましょう。
不登校の子を持つことは、親にとって大きな心配事の一つですが、自身の健康も同様に大切です。自分自身を大切にすることが、最終的にはお子さんへのサポートにもつながります。バランスの取れた生活を送ることで、心身ともに健康を維持しましょう。

息抜きの時間をとったり、何か楽しみをみつけたり、休息の時間もとってください。
じゃあ私が楽しみを見つけることができたのか??気持ちがガラッと切り替わるような楽しみは、当時見つけることはできませんでした。
子育てとは関係のない自分だけの楽しみを見つけることができたのは、娘が通信制高校に行くようになり、学校に行けないという心配がなくなってからです。
通信制高校への通学、大学受験を目指し個別指導塾に通うようになった娘。送り迎えもなくなりました。塾の帰りは、夜遅いのが心配で途中まで自転車で迎えに行っていましたが、、、
心配ごとがなくなり、ぽっかりと脳なのか、心なのかに穴が空いたような気分でした。ネガティブな意味でなく、気楽で、楽しくて少し寂しい気分でした。その気楽さに、これまでの数年間、ずっと悩みを抱え続けていたことが逆にわかりました。
今は悩みがない、、、不登校のことを割り切った後も、ずっと頭の中に悩みはあったんだと気づきました。
悩みがない気楽さをかみしめました。そんなときに、子育てとは関係のない自分の好きな物を見つけました。子育てが終わろうとしているのかなという寂しい気持ちも感じながら、自分が新しくなりました。歳はとりましたが、、
まとめ
- 親自身の感情の受け入れ 子供の不登校に関連する自身の感情を理解し、受け入れることの重要性を認識しましょう。
- サポートシステムの活用 家族、友人、オンラインコミュニティ、サポートグループなど、信頼できるサポートネットワークを活用してみましょう。
- 健康維持のための具体的な方法 定期的な運動、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、趣味やリラクゼーションによる自己ケアが、ストレス管理に有効です。
- 学校との関係構築 不登校の子どもを支えるためには、学校との積極的なコミュニケーションと協力が必要です。スクールカウンセラーとの連携も勧められています。
- 自己の健康に対する注意 不登校の子を持つことによるストレスが親自身の心身の健康に影響を及ぼす可能性があるため、自身のうつ症状に気を付け、必要に応じて病院や専門家に相談しましょう。